Quantcast
Channel: アメジスト紫峰の輝き
Viewing all articles
Browse latest Browse all 109

☆波うさぎは封印された縄文女神☆

$
0
0


このところどういうわけか、日本神話に心惹かれるものが再燃してます。

日月神示の降ろされた千葉県成田市にある「麻賀多神社」の本殿の「うさぎの彫刻」の光景が甦ってきてしかたがないのです。

$アメジスト紫峰の輝き


参拝者のほとんどは気付いていないように見えましたが、本殿の裏に回ってみるとそこにひっそりと、「波うさぎ」の彫刻があります。

$アメジスト紫峰の輝き


この場所はかつては 印旛(いんば)郡であったことから、因幡(いなば→いんば)の白兎神話と関係が深いのかと思います。
近くには印旛沼があり、古い表記では印波でしたから、まさに「波とうさぎ」の因縁でしょう。

因幡と縁の深い大伴家持も参拝し大鳥居を寄進したといわれ、境内摂社に瀬織津姫を祀る祓戸社や天日津久(あめのひつく)神社があります。

どうも調べたら、うさぎは瀬織津姫の眷属さん(神の遣い)であるようです。

瀬織津姫の祭られている神社には「兎神」が祭られていたり、「波兎」の彫刻がある例がたくさんあるのです。

「白兎神」を祀る神社が集中する因幡(鳥取県東部地方)・八上には瀬織津姫を祀る神社が多くある、ということですし・・・

このような「波とうさぎ」の彫刻がある神社は全国にあるようで、なかには月山のように、狛犬ならぬ「狛うさぎ」の鎮座する神社もあるようですね。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


狛兎 - 兎の像 - 狛犬ならぬ狛兎と狛蛇 より

京都・三室戸寺本堂前に狛牛と対面して兎が安置されている。狛犬ならぬ狛兎。
三室戸寺のある地域は、古来より、菟道(うじ)と称され、宇治の中心地でもあった。
仁徳天皇の弟、菟道稚郎子は宇治天皇とも称され、菟道稚郎子が宇治に来た際、兎(うさぎ)が道案内したとの伝承もあり、兎と縁がある。
また、当山所蔵の摩尼宝珠曼荼羅ないし文書に記されている生身不動明王は、月を人格化したものであり、足下に兎が表現されている


$アメジスト紫峰の輝き


$アメジスト紫峰の輝き



狛犬と波うさぎ より

東京・杉並区堀ノ内の妙法寺の本堂裏にある二十三夜堂には、東京では珍しい「波うさぎ」が屋根の上にいる。
うさぎは月が波頭に映った美しい様を表すとも言われている。
またうさぎは月見て孕むといわれたり、月の力で起こる潮の干満を表すともいわれ、出産との関係も伺わせる。
二十三夜信仰は女性達が講を作って子授け、子育て祈願をするという一面があるので、月と波うさぎはそれを象徴するものなのだろう。


$アメジスト紫峰の輝き



河口湖畔の天上山は、太宰治の小説でも有名な昔話「かちかち山」の舞台といわれていますが、ここにある「うさぎ神社」にも、狛犬ならぬ狛兎が二体います。

$アメジスト紫峰の輝き
         うさぎ神社の鳥居のなかの狛うさぎ。


埼玉県さいたま市(旧・浦和市)にある「調(つき)神社」にも狛うさぎがいます。

ツキにはウサギ より

$アメジスト紫峰の輝き


この神社、調神社の、調の文字が月と同じ読みになるそうで、中世の頃から月待ち信仰の拠点となったと同時に、調=月から、ウサギが神使いとなったようだ。
それで、境内あちこちにウサギが見られる。


$アメジスト紫峰の輝き


京都・岡崎神社にもうさぎ狛犬が祭られています。

$アメジスト紫峰の輝き


こちらのうさぎのレリーフは、まさに餅つきうさぎです。

$アメジスト紫峰の輝き


瀬織津姫が祭神の九州・福津市の波折神社には、狛犬とは別に「波乗りうさぎ」の石像があります。

$アメジスト紫峰の輝き


瀬織津姫は縄文神・出雲神として朝廷権力に封印されましたから、きっと瀬織津姫をしのぶために、ひっそりとうさぎの彫刻にしたり、狛うさぎとして後世まで残そうとしたのでしょうか。

こちらの記事には、封印された神々を表わす神仏混合時代の十六皇子(=瀬織津姫)を祀った建物の屋根に、やはり「波うさぎ」と「月うさぎ」の彫刻があったと書かれています。

十六皇子になった瀬織津姫の仏像と月うさぎ 「向雲寺」より

$アメジスト紫峰の輝き


$アメジスト紫峰の輝き



瀬織津姫を祀る神社が全国一の岩手県で、その中でも総本山とも言うべき、早池峰神社の神楽に用いられている装束にも、波ウサギが描かれているそうです。

「うさぎ」と、封印された瀬織津姫は密接な関係があるのです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


水の惑星地球の、水の女神でありスサノオである瀬織津姫をうさぎになぞらえたので、波といつも一緒に描かれたのでしょう。

月の神の遣いとして、兎神が豊穣や多産の象徴なのも、白山菊理姫と瀬織津姫などのシリウス星系の縄文女神たちと結びつきますし・・・

ところで、神仏習合の時代には、瀬織津姫は吉祥天・弁財天・千手観音・十一面観音・不動明王などに姿を変えられているのですね。

真言密教では、不動明王に置き換え、天台密教では、十一面観音や千手観音に置き換えたのだそうです。

女神なのになぜ憤怒の形相の不動明王に?と思いますが・・・


不動明王
によると・・・

瀬織津姫と不動明王も、関係があるとされています。
不動明王と言えば滝。全国各地のお不動さんには「不動の滝」と喚ばれる滝が多く有ります。
瀬織津姫は、水神=滝神にも例えられます。
明治の神仏分離に於て、お不動様から瀬織津姫の存在が明らかになったところも多いようで
す。
水の流れや滝そのものが瀬織津姫という女神なのであって、そこを祀る祠には後に流行した不動明王が祀られている為に、 瀬織津姫が隠れてしまっているのです。
瀬織津姫を祀った後に、天台宗の慈覚大師が上から不動明王を被せて隠したのです。


そうやって隠しても瀬織津姫様のパワーが怖くて、藤原不比等や空海、そして持統天皇などは、荒々しい部分だけを残し、浄化の神の部分だけを表に出して、不動明王に変えていたのですね。


瀬織津姫 完全復活より

瀬織津姫さんは その深い暗闇を知っているがゆえに光のパワーは強大です。
強大すぎて畏怖すべき姫君であります。
瀬織津姫さんが隠されてきた理由については、闇の存在が支配する世界には都合が悪かったからで、今闇存在の支配が一掃されつつある中で、晴れて復活することになりました。

それは地球の新しい世界、水瓶座の時代の女性性意識をより高く覚醒させるためでしょう。そう云った意味では富士神界を守る木花咲耶姫さんのエネルギー体とも似ていますが、木花咲耶姫さんはプレアデス系で瀬織津姫さんはシリウス系です。

このシリウスBからやって来た女神をひっそりと祀る聖地は、縄文エネルギーの中で隠し包まれていました。
つまり縄文人は彼女を水の神として古代から祀ってきたのです。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


やはり、うさぎの彫り物や狛うさぎがある神社は、瀬織津姫を祀る縄文エネルギー(シリウスでありムーの意識)の残る土地柄だったのでしょうね。

日月神示の麻賀多神社も、縄文・出雲系の人々が、あのように波うさぎの彫り物を本殿裏にひっそりと飾ることにより、藤原系による封印への秘かな抵抗を示していたのではないでしょうか。

本殿のご神体に手を合わせると、実はその後ろの「波うさぎ」を拝んでいたことになるのですから。。。



ちなみに月とうさぎについての話は、もともとは、インドの仏教説話が中国を経て伝来し、日本では古くは、弥生時代の銅鐸(桜丘5号銅鐸)に月うさぎが描かれていたり、今昔物語(平安末期の1077年頃)の、「天竺の部・巻五・第13話」に月兎の話が出てくるものです。

インドの古語サンスクリットでは月の一名を「ウサギ」と云うそうで、「ウサギ」の意味は跳びはねる動作を云うとか。

古代中国では、月でウサギが不死の薬を搗く(つく)とされていましたが、日本では、満月を意味する「望月(もちづき)」から「餅搗き」に転化したといわれています。

インドを起源とする仏教説話では

「生前の罪で地獄に堕ちて、動物に生まれ変わった兎、狐、猿が善行を行っていると聞いて、帝釈天はそれを確認しようと老人に身をやつして食物を乞うた。
猿と狐はそれぞれの才覚で木の実や魚などを採ってこれたが、兎は何ももってこれなかったので、火中に身を投じて自分の体を老人に饗した。
帝釈天は、この兎の心根を憐れみ「月を見るたびに兎を思い出すようにと月に住まわせた」

と伝わるそうですから、日本神話的にも、月を見ると、封印された縄文女神を思い出す、という構図になるのかもしれませんね。


ちなみに、昨日紹介した山本氏の本によると、月を意味するの漢字の冂(けいがまえ)の中には、うさぎが二羽いるそうです。

$アメジスト紫峰の輝き-130827_2200~01.jpg


これはまさにのなかに封印された二人の縄文女神(白山菊理姫と瀬織津姫)を意味しているのではないか?と妄想した私です。

瀬織津姫(せおりつひめ)の別名が、なんと!象女神(みつはのめのかみ)ですから、この奇妙な漢字「」のなかにも、兎が一羽いるのです!

瀬織津姫は、冂の蓋(ふた)で閉じ込められた兎というわけです。

では、封印された縄文女神の意識は月に行き、私達をずっと見守っていたのでしょうか?。。。
まるでかぐや姫ですね・・・^^


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


さて、話は現代へと変わりますが、東日本大震災は2011の「うさぎ年」に起きているのですね。

ナミ=津波を暗示しているということで、波兎=うさぎ(瀬織津姫)と波(津波)の暗示です。。。

尊い犠牲が伴いましたが、実は日本人に覚醒意識をもたらすための変革のが、封印されていた縄文女神(うさぎ)によってもたらされた、ということのようです。

神社の「うさぎ彫刻」と「狛うさぎ」は、まさに私達に覚醒のパワーを送っているのです。









ハートバレンタインデーハート


Viewing all articles
Browse latest Browse all 109

Trending Articles