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Channel: アメジスト紫峰の輝き
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☆EUネオニコチノイド系農薬の使用禁止を決定☆

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ちよっと明るいニュースを見ました。

以前取り上げたこともあるミツバチの激減の原因である、ネオニコチノイド系農薬の使用禁止を、EU・欧州委員会が決定しました。

EU諸国は、地球の共生・調和のルールから外れるものを、手放そうとしています。


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世間の嗜好の主流は、無農薬・無肥料・不耕起栽培だとは言っても、いまだに日本では相変わらずダントツに多く使われているネオニコチノイド系殺虫剤を、なんと欧州では12月から使用禁止、その後2年間様子を見るという決定をしたそうです。


欧州・ネオニコ農薬禁止で問われる農水省・農協の姿勢
http://www.alterna.co.jp/11082


欧州委員会は一昨日5月24日、ミツバチ大量失踪の原因とされるネオニコチノイド系農薬3種(クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサム)の使用を12月1日から禁止すると決定した。

EU加盟国は、9月末までにネオニコ系農薬の使用許可を、撤廃または修正しなければならない。
現在あるネオニコ系農薬の在庫は、11月末まで使用できる。

欧州委員会は、遅くとも2年以内に科学的かつ技術的な成果を考慮して今回の規制を見直すとしている。

一方、日本の農水省は、ネオニコチノイド系農薬について、一切の規制をしていない。
日本でも、「ミツバチ大量死はネオニコ系農薬と強い相関がある」とした金沢大学の教授らの論文も発表されており、早急の規制が求められている。

ただ、効果が強いネオニコ系農薬は、「減農薬」の農家でもよく使われており、農家側の意識も問われることになりそうだ。
農家の高齢化や後継者問題もある。

農地の単位面積当たり農薬使用量を国際比較すると、日本が世界で最も多い。
こうした状況をつくりだした農水省や農協の姿勢も問われている。



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ネオニコチノイドは、あの遺伝子組み換え植物で悪名高い、アメリカのモンサント社が製造した農薬ですが、最も有名なのは除草剤の「ラウンドアップ」、ベトナム戦争で使用された「枯葉剤」も開発した会社ですね。

このネオニコチノイド系農薬は、世界的なミツバチの失踪の原因の一つだと言われています。

また、ネオニコチノイド・コーン という、ネオニコチノイド農薬でコーテイングされた種子コーンがあるのですが(いわば遺伝子組み換えコーンの一種)
これを撒いた直後に、ハチの異常が起き、ほとんどのハチは蜂箱の外で死に、 蜂箱を外すと100匹ほどのハチが死んでおり、30~40匹は神経中枢系のけいれんを起こしているという事例もありました。

ハチだけではなく生態系も影響を受けて、蛾やアカトンボなども減って、それがやがては野鳥の減少にもつながっていると危惧する声もあります。

日本では、ネオニコチノイド農薬は普通に売っていて、犬や猫のダニ・ノミ取り薬「フロントライン」もネオニコチノイドだそうです。

神経系の毒ですから、蜂が痙攣死を起こすものを、犬や猫に影響がないわけがありませんし、ましてや人間の乳幼児の口に入ったらどうなるのでしょうか。。。

「減農薬」というのもネオニコチノイド農薬を使っている以上、安全性は、全く当てになりません。

農水省は人体への毒性は低いとしていますが、ヒトの脳の発達に影響するという研究もあるくらいですから、良心の選択をしたEUに倣って、同じように 日本も、ネオニコチノイド系農薬の見直しをすべきですよね。

こうして、EUのように世界各国がネオニコチノイド農薬を使うのをやめれば、大自然とそこに生きとし生けるものが調和・共存して生きることのできる地球を取り戻せるのではないでしょうか。

脱原発といい、このニュースといい、新しい流れは欧州から始まっていますね。
本当は、霊性の雛型・日本から始まるべきなのですが・・・



参考:

長野県の2012年の農業用無人ヘリ散布~今年もネオニコ系ジノテフランが突出
http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/kiji/t25604.htm



「ミツバチ大量死はネオニコ系農薬と強い相関」、金沢大学の教授らが論文発表

http://www.alterna.co.jp/10402



$アメジスト紫峰の輝き








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